274: 名無しの心子知らず 2009/02/28 16:08:14 ID:8sSBCY6m
甥っ子がドラゴンボールのカード集めに夢中になっている。
それを収納するファイルが欲しいと言うので、お店に連れて行った。
そこには甥っ子と同い年くらいの男の子とその母親もいた。
男の子はドラゴンボールのカードを買いに来た様子。
買ったその場でカードを広げて、ファイルに入れ出す甥っ子。
「家に帰ってからにしなさい!」という注意も
鼻息荒い甥っ子の耳には届かなかったようだ。
やたら行動力のある甥っ子から一秒でも目を離してはいけないと思い、私は甥っ子だけをずっと見つめていた。
甥っ子がカードを入れていたポーチから、ある特定のカードを取り出した時、男の子の母親が
甥っ子めがけてダッシュした。「ねえ!そのカードってすごく手に入れるのが難しいやつでしょ?!」
と甥っ子に近づく母親。
甥っ子も単純だから
「そうだよー!かっこいいでしょ、この悟空とピッコロさん!!!」
と鼻息荒く自慢を始める。
「見せて見せてー(ここで甥っ子から取り上げる)わー、かっこいいねー○○ーすごいねー」
「そうだ!○○の自慢のカードも見せてあげなよ!」
と男の子に視線を注目させた瞬間、母親は甥っ子のカードをポケットに突っ込んだ。
「あー、やるとは思ってたけど本当にやっちゃったかー」なんて思いながら、母親を店の隅に連れ出した。

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